2021/01/06

【The Outer Worlds】プレイ日記 その21


 通信局

「マジか。今の見たか?!」
ハイラムがインターコムを通して話しかけてくる。

「どこの船だったんだろうな?」
「UDLの船っぽかったな。あの砲台の付き方からして、俺は評議会の封鎖担当だと思うね。」

その時インターコムの通信に割り込みで通信が入った。
「ハイラム、聞こえるか?今の見たか?!」
「サンジャル、お前一体俺のチャンネルで何やってんだ!MSIの放送は止めたのか、どうなんだ!」

そして今度はグラハムからの通信だ。
「ハイラム!ハイラム、いるのか?」
「何があったのか誰か説明してくれないか?」
「あぁ、あのキャプテンか!真実が再び我々を結び付けたんだな。我々の救済船が成層圏を抜けて墜落してしまった。彼らの武器だけでいいから集める必要がある!」

ハイラムが答える。
「お前狂ったのか?あれはUDLのガンシップだ!お前は関係ないだろ、関わってくるな。」

サンジャルもグラハムも落ちた船の目標補足モジュールを欲しがっているようだ。

墜落した船

ハイラムと別れ、船が墜落した現場へと向かった。
中はボロボロで生存者はいないようだ。

生きているターミナルにアクセスし、ログを調べる。

どうやら、パーツが老朽化し交換が必要になっていたが、会社に申請しても届かず、ついには墜落してしまったようだ。
ターミナルから船長のキーコードを取りだし、船の内部へと入る。

奥にサンジャルとグラハムが欲しがっている目標補足モジュールを見つけた。

さて、これをどうするべきか。できればMSIと偶像破壊主義団体が協力してほしいが。

偶像破壊主義団体

まずは偶像破壊主義団体の方と話してみる。

グラハムの元へと向かう途中、ゾーラが待っていた。
「キャプテン。話があるわ。グラハムの考えは正しいけど、それを実行するには相応しくないわ。今の彼を突き動かしているのは哲学じゃない。彼は…罪悪感にさいなまれている。
こ…こんなことを言うなんて自分でも信じられないけど…ある考えが頭から離れないの。偶像破壊主義団体を存続させるには…グラハムを追放するしかないって。」

確かにグラハムは現実を見ていない気がする。この団体もゾーラがいなければとっくに崩壊していそうだ。
「そうだな、彼を説得してみよう。」

ゾーラと共にグラハムと話をしに行く。

「グラハム、話があるわ。」
「今はやるべきことがある。言い争っている場合ではない。」
「身を引くんだ、グラハム。」
「身を…引く?何を言い出すんだ、キャプテン。」
「あなたは偶像破壊主義者を酷使してきた。ステラーベイを奪っても、それが改善されるとは思えない。部隊は私の指示に従ってくれてる。あなたは…出来る限り私を永遠の真理の道に導いてくれた。おとなしく身を引いて。」
「部隊か。君の指示に従うと。これは軍隊じゃない。彼らは兵士じゃない。追随者であり、賛同者だ。彼らが銃を手に取るのは君にやれと言われたからだ。彼ら自身の意志じゃない。
キャプテン。君には感謝している。人々のために尽力してくれた。君はこの乱暴な冒涜者の側につくのか?」
「そうだ。彼女は偶像破壊主義者のためを思ってやってる。」
「私はこの活動を一から築き上げた。モナークに自由をもたらし、数年たった今でも我々は自由を享受できている。」
「私が参加したのは、あなたが偶像破壊主義者のためにやっていると信じてたからよ。ハルシオンに自由をもたらす以上のことは、何も望んでいないと信じてた。自分のことをかえりみずにね。
でも…真実を知ったのよ、グラハム。アンバーハイツで何が起きたが知ってる。あなたは、私達を救うためにこの活動を始めたんじゃない。自分自身を救うためよ。」
「違う…」
「お前は大勢の人々を死なせた。どんなに瞑想しても、その罪を消すことはできない。」
「私はずっと自分の罪を償ってきた!学習し、瞑想し、教えを説いた。私が偶像破壊主義団体を設立したのは、誰もが過去を捨てて、人生を一からやり直せるようにしたかったからだ。」
「それがあなたの答えなの?あなたは…人生を一からやり直したかったのね?善良な人々の命を奪っておいて…。ごめんなさい。あなたのことは信じていたわ。本当に。でも…もう終わりよ。身を引いて。」
「それはできない。当時のことは過ちだった。入植者も過去を乗り越えている。これは私の活動だ。彼らは私の賛同者なんだ。彼らを導きたいなら、私を殺すしかない。」
「お願い…私にやらせないで、グラハム。」
「これが私の旅の終わりなら、受け入れよう。生きている限り、私は彼らを見捨てない。」
「許して。」

話し合いは終わった。グラハムは死なない限り身を引かないようだ。
ゾーラは泣きながらグラハムを撃ち殺した。

「キャプテン、いよいよね。偶像破壊主義者の名のもとに大勢の人を殺してきたけど、正しいなんて一度も思ったことがない。でも今回は…間違っていると確信できる。えっと…ああもう、何て呼ぶか忘れたわ。船にある装置のこと。手に入った?」
「待て、サンジャルと協力はできないのか?」
「それも考えたけど…もう手遅れよ。カルロッタが手を引いた件で一線を越えてしまった。」
「サンジャルが持っている経営資源を使えば、教えを広められるぞ。」
「それは思いつかなかったわ。彼にも永遠の心理を教えられるかもしれない。そうすれば、企業内で教えを広められる。分かった。サンジャルに話を聞く気があるなら…チャンスをあげるわ。」
「一か八かだが、試す価値はある。」

なんとか偶像破壊主義団体は説得できた。次はMSIの番だな。

【The Outer Worlds】記事一覧