2020/12/30

【The Outer Worlds】プレイ日記 その20


ヘイズの墓

ニョカの昔の仲間だったヘイズの墓参りに行った。
なにもない平原にぽつんと一つだけ墓がある。

ヘイズの墓の周りはラプティドンがうろついていた。

「ラプティドンめ。ヘイズが安らかに眠れるよう、硫黄臭い畜生は消してやるわ。」
そういいながらニョカがラプティドンの駆除を始める。

墓のまわりからラプティドンを追い払い、ヘイズの墓から形見を掘り出す。
掘り出した壊れかけのロックボックスの中から「CHARON」と刻まれている色あせた銀の大きなメダルを取り出した。

「ヘイズは自己犠牲をいとわない、まさに聖人だった。彼を失ったのはハルシオンにとって大きな痛手だったわ。
いい?マンティクイーンをおびき寄せるには、レベッカとアンダーズを見つける必要がある。テラ2でUDLと契約を交わして旅立ったきり、連絡が付かない2人よ。
ハイラムに頼むのがよさそう。レベッカとアンダーズを見つけ出せる人がいるとしたら、それはハイラムよ。」
「UDLの依頼?」
「詳しくは知らない。報酬が良いから請けたみたい。2週間くらいで戻るって、その金でみんな一緒にモナークを抜け出そうって言ってたわ。もう…ずっと昔の話よ。
ヘイズが死んで、私は…2人を捜すのをやめたの。それは地獄のような苦しみだったから。さあハイラムのところへ行きましょう。」

ハイラムの拠点

ヘイズの墓から山を登った。その頂上に情報屋の拠点であるステーションがあった。

しかし、そのステーションは周りを略奪者に囲まれているようだ。そして近くには略奪者とは別の武装集団がいた。
彼らはハイラムに雇われた傭兵団だという。

「なぜ、ステーションを囲んでいる略奪者と戦わないんだ?」
「我々の現在の仕事は、この大空洞にいるすべての生命体を抹殺することだ。略奪者達が洞窟から侵入したわけではないなら、排除は我々の仕事ではない。」
「ハイラムが死んだら報酬が支払われないんじゃないのか?」
「そうだな、クライアントには生きていてもらわないと困る。支払いが行われるまではな。
我々は、クライアントに自身を守るようにすすめたんだ。だから、メインドアからはアクセスできないはずだ。なんとか開ける方法を見つけるんだ。そうすれば、中の敵はこちらで始末してやる。
…ジョイとハドソンに通信を入れておいた。連中はステーションの入口で待機している。2人があんたをアシストする、うちらの最高のロボットを準備してな。よし、全員準備はいいか?移動開始だ!」

傭兵団と連携をとり、ステーションの周りの略奪者と戦いを始める。

言われていた通り、メインドアは閉まっている。しかし、裏にある小さなドアは開いていた。ここから略奪者も大勢入っていったようだ。
どうやらエレベーターが止められているらしく、中の略奪者もまだハイラムの所へは辿り着けていない。

略奪者を倒していると、インターコムから話しかけられた。

「そこのあんた!誰か知らんが。そうさ、あんたのこと見えてるよ。こっちに来て話そうぜ。インターコム越しに。
ニョカ!俺のステーションによそ者を連れて来やがって!何のつもりだよ?!」
「少しは社交的になったら?この腐った引きこもりが。この人に雇われてるのよ。」
「何の目的で?今俺には対処しなきゃいけない重大な問題がいくつかあるんだよ。略奪者だろ、3日前からのパープルベリーワインの在庫切れに、放送ができないとか…」
「情報屋に会いに…」
「ダメダメ!情報に関するビジネスは後だ。言っただろう、今この瞬間俺には、命と生活を脅威に陥れるもっと大事な問題があるんだよ。
略奪者は俺に死んでほしいんだ。それに俺が雇ったやつらは明らかに活動していないようだからあんたに脅威を片付けてきてもらいたいんだけど。新しい取引先の印として、俺を「情報屋」って呼んでくれ。」

それを聞いてニョカが言った。
「もしくは、あんたのチンケで平凡な本名、ハイラムって呼ぶのもアリね。「情報屋」は候補の2番目にでも入れておくわ。」
「何だと?みんな俺を「ブローカー」って呼ぶんだぜ。お前以外はな。」
「わかったよ情報屋。それと傭兵団とは協力している。彼らは戦う覚悟があるそうだよ。」
「えっ、奴らが動き出すのか?!待ちかねてたよ。俺はここの略奪者のせいで身動きが取れない。だが元々奴らがそれを防ぐことになっていたんだぞ!
放送局にバリケードを張ったんだ。でもそこまで持たないと思うんだよ。略奪者を片付けてくれたら、相場の2倍の金を払う。奴らに通信機器を壊されでもしたら、営業できなくなっちまう。
エレベーターとドアの封鎖を解除しておいた。急ぐんだ、また全部封鎖しなきゃならなくなる前に。」

メインドアが解放され、傭兵団の集団が略奪者と戦い始めた。
こちらも戦いながらエレベータで上まで登る。

ハイラム

傭兵団と共に略奪者の集団をすべて倒し、ハイラムの部屋にたどり着いた。
「あぁ、ようやく略奪者がいなくなった。今ドアを開けるよ。早く来い。」

「お前のもとに来るまで苦労したよ「情報屋」。」
「ああ、フィニアスだろ。俺を急がせようと誰かをモナークへ寄こす非常識なやつなんて、あいつ以外いない。やっぱりあいつがここに催促してくるのも時間の問題だったか。確かに遅れているかもしれん。でも、いつも契約は必ず実行する。
MSIと偶像破壊主義団体のせいで遅くなったんだ。あのバカ共が互いの放送に上乗せしようと、全部の通信を奪い合ってたんだ。でもあんたがあいつらを黙らせたから、俺は仕事復帰するぜ。
あんたがフィニアスと動いていることを疑うわけじゃないが、俺の契約上、手に入れた情報は客に伝えることになっている。ただ、伝えるのはその客本人だけだ。ただし、データ送信には、必要な調整を入力するためにアンテナの受信機を運転させる分の手伝いが必要なんだ。」
「いいだろう。直し方を教えてくれ。」
「とても簡単だ。ちょっと外に出てスイッチを入れてくれれば電源が入る。調整数値なら、俺がここから入力するから。」
「分かった。」

屋上に出て、置いてある受信機のスイッチを入れる。
放送局が稼働状態になり、すぐにハイラムがフィニアスにデータを送信した。

その時、轟音と共に空から船が落ちて行った。

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