2021/01/26

【The Outer Worlds】プレイ日記 その26


 副議長からの通信

アンリライアブルに戻ると通信が入った。副議長のソフィア・アカンデからのようだ。

「報告書で記されているように、対面すると誰も同じように見えないのね。あなたに関する報告書は非常に徹底していたわ。結構なキャリアをお持ちなのね。」
「お世辞は後回しにしようか。」
「私が欲しいものをあなたは持っているようね。交渉したいの。」
「続けてくれ。」
「フィニアス・ウェルズは評議会から指名手配されている。彼を引き渡すようあなたを説得したい。ウェルズは頭のいかれた危険な男よ。彼の計画はハルシオンに居る全員を危険にさらすことになるわ。執着したサイコパスなの。そしてあなたを利用している。
ウェルズと連絡取れるでしょ。彼の通信端末から、追跡シグナルを私たちに送ってほしい。」
「つまり彼を売り渡せと。」
「ウェルズは私達の過失だった。何年も捕まえることを失敗した。この過失をただすために協力してほしいと、あなたにお願いしているの。私のアクセスコードを渡すわ。ウェルズの端末から私に連絡して。終わったら私のオフィスに来て話しましょう。」

確かにフィニアスは胡散臭いが、それ以上に評議会は信用できない。この話を受けることはないだろう。

フィニアスの研究室

無事研究室にジメチルスルホキシドを持ち帰った。

「あんたがいない間はずっと忙しかった。化学式を最適化していたんだよ。これなら、残りの入植者を蘇生できるはずだ。」
「化合物のことは一瞬忘れてくれ。コロニーは崩壊の危機にある。」
「何だって?ああ。うむ、当たり前の話ではある。ハルシオンを絶滅から救うのに協力してもらうため、私はあんたを蘇生させたんだ。」
「それだけじゃない。議長はハルシオンの全労働者を凍らせるつもりだ。」

「待て。ちゃんと正確に理解できているのか確認したい。ハルシオンが崩壊の危機にあると言ったな。全員を救うという議長の計画は彼自身を救うと言うことなのか?
ハルシオンが崩壊の一途をたどっていることはずっとわかっていたが、もうそこまで来ているだなどとは想像もしていなかった!評議会がこんな事態を引き起こしておいて、それで残りの人間を冷凍させて解決を望んでいるだと?そんなもの計画とは呼べない。たいそれた免責事項だ。つまり、我々に足りないものが2つあると言うことが。残りの入植者を蘇生させる時間と化合物だ。」

「化合物は見つけた。評議会は人間で実験をしていた。」
「人間の被験者?おぞましい話だ。そんなことは考えられない。そんなこと…まさに評議会がやりそうなことじゃないか。」
「これが手に入った化合物のすべてだ。これ以上入手するなら、被験者を殺す必要があった。」
「ダメだ。それじゃ足りない。船の全員を蘇生するには程遠い。住民数人を蘇生できる程度だ。たぶん。可能性の話だが。これじゃダメだ。」

1/4の量を持ってきたが、それで数人分か。全部を持ってきても20人程度しか蘇生出来なかったてことだな。

「もう時間がない。化合物もない。万策尽きたかもしれない。評議会に方策があると言うなら、みんな残りの人生を凍結状態で過ごすことになるだろう。
これがホープにとってどういうことかわかっているのか?あんたの仲間の入植者達にとってもだ。評議会は彼らを全員殺すだろう。冷凍睡眠室を確保するため、彼らを宇宙に放り出すだろう。」
「少し考えさせてくれ。何かできることがあるはずだ。」
「評議員を並べて、後ろから頭を打ち抜くとでもいうのか?ホープでは何が待っているのかわかるだろう?科学者、技術者、芸術家、地球最高の頭脳が評議会に堕落させられずに残っているんだ。」

ホープってそんなにすごかったのか。ハルシオンが上手くいかなかった最大の原因はホープが事故にあったことかもしれない。

「評議会はその全員を廃棄して、ホープを残りの人間の刑務所に変化させるつもりなんだ。どうやら奴らはホープをそういう方向へと進めていっているようだな。
蘇生さえできていれば、このコロニーのためにできることがあったはずだ。数人だけでも。化合物は手に入れたが、入植者達をホープから脱出させるのは簡単じゃない。」
「方法はある。安全とは限らないが、ホープを星系の中にワープすればいいんじゃないか?」
「慈悲深き、意味不明な天則よ。あんたは天才だ。ホープをこっちに連れてくるんだ。植民地を飛んで、船全体を私の実験室のちょうど隣にワープさせるんだ。」
「ホープはたぶん損傷してる。アンリライアブルからパワーを送らないといけない。」
「そうだな。そのとおりだ。あんたは私の1歩先を言っているが、私はあんたの計画の全容を理解したぞ。ホープをアンリライアブルとつなげたら、あんたの航行コンピューターに安全な進路を計算させる。そうしたらコロニー船を丸ごとテラ2の環にワープさせるんだ。
アンリライアブルを使ってホープの補助パワーの電源を入れる必要がある。そうしたら船橋に向かえ。あんたの航行コンピューター、エイダを使って、ホープのワープ・ドライブを起動できるはずだ。
ホープを私の研究室の隣にワープさせれば、凍った入植者に簡単にアクセスできる。すぐに彼らの蘇生を始められる。」
「よし、やろう。」

そういえば副議長からの提案の話をしておかないといけない。

「副議長からお前の研究室の追跡シグナルを仕込むように頼まれているだが。」
「絶対にやるべきだ。」
「何か考えがあるようだな。」
「副議長から何らかの追跡コードが送られているはずだ。そのコードを使わなければ、裏切った疑いをもたれる。コードを使って破損した追跡シグナルを送信した方が良いだろう。そうすれば少し時間が稼げる。」
「なるほど、準備したいのか。」
「遅かれ早かれ、評議会は私の居場所を突き止める。この方法なら特製のいやらしい防衛を構築する時間が稼げる。
私の通信端末を使って、追跡シグナルを破損させるんだ。評議会はシグナルを解読しようとするだろう。その間、私は時間をかけて防御を固めることができる。」

することが決まった。まずは副議長に破損した追跡シグナルを送信する。

そしてホープを救いに行こう。

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