2020/09/15

【Divinity: Original Sin 2】ストーリーではなく、行動の自由度が高いRPG



この記事では【Divinity: Original Sin 2】のゲーム紹介を行います。

【Divinity: Original Sin 2】はSteamの他に,PS4,switchでもプレイできます。
Steam版では日本語がサポートされた言語として表示されていませんが、日本語に対応しています。

ゲーム概要

divinity original sin2のストーリーは、大雑把に言うと<虚無>から現れたヴォイドウォークンによって世界が破滅しそうになっている。そこに特別な魔術が使える主人公が関わっていくというものです。

ゲームのジャンルとしてはRPGで、章ごとに別のマップを探索することになります。

探索ではあちこちを調べて、クエストを解くカギを探すような、アドベンチャーゲームの要素を持ちます。また、戦闘はかなり戦術性が高くなっていて、シミュレーションRPGのようになっています。

探索

【Divinity: Original Sin 2】は章ごとにマップをクリアして、次のマップへと進む形式になっているのですが、マップ内には様々なクエストが散りばめられています。

章をクリアするためのメインストーリーの他にも、世界や仲間の秘密に迫るようなサブストーリーや簡単に終わるような簡易クエストもあります。

メインストーリーにほぼ分岐はなく、ストーリー的な自由度はありません。しかし、クエストの解決方法は様々な手法があり、解決方法に関してはかなり自由になっています。

例えばどこかに忍び込む必要が出てきたとき、隠し通路を見つける、見張りを倒して正面から入る、裏口の鍵を開けて入る、テレポートで入り込む、と多数の手段から選択できます。

さらに、このゲームに出てくるすべての人物と戦闘が行えますし、アイテムの売り買いや盗みが行えます。

このように、ストーリーではなく、行動に自由度がある探索システムになっています。

戦闘

このゲームでは、固定配置の敵とのみ戦い、ランダムエンカウントは一切ありません。そのため、無制限にレベルアップはできなくなっています。

戦闘はターン制で、アクションポイントを消費して、移動、攻撃、スキル、アイテム使用などの行動を行います。

行動によっては、フィールドに影響を及ぼすこともできます。例えば、火の魔法を使えば、地面に炎が残りますし、火に油を注げば炎が燃え広がります。水をかければ消火できますが、蒸気によって視界が遮られてしまいます。

戦闘で地形は重要で、上記のような地形効果の他にも、高い場所に登れば、遠距離攻撃の射程が伸びて、ダメージが上がるため、弓使いのようなキャラクターが高所を取れれば有利になります。

キャラクターは体力が0になれば死亡します。しかし、体力の他に、物理防御、魔法防御という値があり、ダメージはまず、それらの防御を減らしていきます。それぞれの防御が0になって初めて、物理攻撃や魔法攻撃が体力にダメージを与えられるようになります。

防御は単純に追加体力というわけではありません。状態異常を防ぐ効果もあります。防御がある場合、攻撃側に特別な才能がある場合を除いて、状態異常になることはありません。逆に防御がなくなれば、ほぼ状態異常になってしまいます。

状態異常になると、行動できなくなったり、戦闘力が下がったりするため、体力以上に防御は重要なパラメータとなっています。

キャラクタービルド

キャラクターは、レベルが上がるごとに得られるポイントを使い、能力値や、戦闘アビリティを上げます。一定レベルごとに、社会アビリティを上げたり、才能を手に入れたりもできます。

戦闘に強いビルドはある程度決まっていますが、ポイントの割り振りは好きにできるので、ビルドの自由度は高くなっています。

ある程度ゲームが進行すると、能力設定のし直しや、才能の取り直しが自由にできるようになるので、ビルドに失敗して詰むようなことはありません。

スキルや魔法は、レベルごとに得られるのではなく、スキルブックを購入したり、拾ったりして覚えることになります。ただし、使うためには必要となる戦闘アビリティを上回っていないといけません。

アイテム

アイテムは人から購入したり、拾ったりすることで手に入りますが、いつも決まったアイテムというわけではありません。

特に装備品は、パラメータも追加効果もランダムで決まります。装備品にはレベルとグレードがあり、それによって攻撃力や、防御力、そして装備したときにどれだけ能力値やアビリティがアップするかが決まります。

手に入る装備品のレベルは、基本的にパーティメンバーと同じレベルになります。

装備品の他にも、使いきりの攻撃アイテムや魔法の巻物、回復アイテムなどもあり、使いこなせば戦闘がかなり楽になります。

また、合成してアイテムを製作するシステムがあり、レシピが分かれば、役に立つアイテムを手に入れられます。

感想

このゲームですが、戦闘の難易度は結構高いです。ランダムエンカウントなどがないため、レベルを上げてゴリ押しということもできません。

しかし、良く調べると、一方的に攻撃できる場合もあり、回り込んで有利な位置から戦闘が始められたり、そもそも戦闘自体を避けられたりと、正面戦闘を避ける方法が見つかったりします。それに、ステータスを見直して、別のスキル構成で再戦を挑むこともでき、どうやればうまく戦えるかを考える楽しみがあります。

探索での操作面に関しては少し不満がありました。まず、探索ではあちこち調べることになるのですが、クリックしずらいことがあります。

また、アイテムが大量にあるのですが、後半になると結構ごちゃごちゃします。イベントアイテムも通常アイテムとごっちゃになるので、倉庫に入れておいたことを忘れて、焦ったこともあります。

ただ、アイテムに関しては、ギフトバッグとして、無料DLCにアイテム整理というのがあり、これを有効にするとましになるかもしれません。

探索に少し面倒な面があったとはいえ、探索も戦闘も自由度が高く、全体としてとても楽しかったゲームでした。

【Divinity: Original Sin 2】記事一覧
  switch版リンク