2021/06/07

【Curious Expedition2】ランダム生成される島から財宝を持ち帰る探検ゲーム



この記事では【Curious Expedition2】の紹介を行います。

ゲーム概要

【Curious Expedition2】は未知の島を探検し、遺跡や財宝を探すゲームです。

島の地形やイベントはランダムに生成されます。
探検隊を指揮し、危険をくぐりぬけ、名誉を手に入れていきます。

探検の準備

探検を成功させるには、仲間、装備、道具が必要です。
これらは探検中にも手に入りますが、島に行く前に街でも用意できます。

街では仲間を雇ったり、装備品を購入したりと探検の成功率を高めるようにしっかりと準備を行います。


探検に成功するとスポンサーのレベルが上がり、雇える仲間や使える道具は増えていきます。

街での準備が終われば、次に探検する島を決めます。

島によって、測量を行う、ピラミッドを探す、怪物を倒すといったメインの目標が異なり、地形も砂漠だったり、ジャングルだったり、洞窟だったりと特徴の違う場所を探検することになります。

そして、3つのスポンサーから1つを選びます。
島に上陸する前に予算を使って、救急箱や松明といった使い捨ての道具を購入するのですが、選んだスポンサーによって、異なる道具がいくつか追加されます。

探検

島は6角形のマスで構成されています。

最初は島のどこになにがあるかはまったくわからない状態ですが、移動して見える範囲が広がると、どんどん地形が判明していきます。

高台に上がれば、見える範囲は広がりますし、山があれば視界を遮られます。

視界が広がれば、なにかありそうなロケーションも見つかります。

そのようなロケーションに近付けば、実際になにがあるのかがわかり、調査することでランダムなイベントが発生します。

探検隊は移動ごとに正気度を失っていきます。
沼地や砂漠など移動の難しい地形ほど正気度を失います。
正気度が0になったからといって即座に探検に失敗するわけではありませんが、そのまま移動を続けていると、ペナルティとして狂気イベントが起きてしまいます。

正気度は食糧を食べたり、村や温泉などの特定のロケーションで休憩することで回復します。

しかし、休憩しすぎて探検に日数をかけすぎると、島の周りから紫の霧が押し寄せてくるので、あまりゆっくりもしていられません。

霧がかかると、移動する時に大きく正気度を失いますし、道を見失う事もあります。

島の危険は狂気だけではありません。
あちこちに危険な生物がいて、攻撃を受けることもあります。

ただ、敵対的な生物だけではなく、協力的な原住民や商人などと出会うこともあります。
原住民や商人とは友好的に接し、取引などを行うこともできますし、盗みをおこなったり、原住民が大切にしている神殿から財宝を奪ったりもできます。

そうして、島の探索を続け、目的を達成すれば探検の成功です。
それまでに得た財宝などが清算され、名誉と街での準備に使えるチケットになります。

ほとんどの道具はこの清算時にスポンサーに渡され、次の探検時には使えなくなります。

ロケーションの調査と戦闘

探検隊のメンバーは手に持った装備と自分自身のレベルによって、最高2つのサイコロが与えられます。ロケーションの調査時も戦闘時も、このサイコロを振ることで成功判定がおこなわれます。

サイコロには赤、緑、青の目があり、調査の成功には指定された数、指定された色の目を出す必要があります。

赤は狩りや力比べなど戦闘に関するものが、緑は神殿内の捜索や難破船の調査など探索に関するもの、青は説得など交渉に関連するイベントで要求されます。

戦闘は色だけでなく、目の内容が重要になってきます。
同じ赤色の目でも、ダメージを与えるものや、状態異常を与えるもの、回復を行うものなど、目の種類は様々です。

ターンの最初にサイコロを振り、出た目を消費して、敵と戦います。

レベルによっては、同じ色の目を使って、効果を上げることも出来ます。

探検隊のメンバーと装備

探検隊のメンバー達は様々な職業を持っています。
そして、その職業によってスキルやサイコロに違いがあります。

例えば、商人なら取引で対価を安くできますが、直接敵を攻撃するようなダイス目がなかったりします。

兵士では、銃の攻撃力を上げるスキルを持ち、ダイス目もダメージを与えるものしかありません。

探検隊は手と身体に1つずつ装備を付けることができます。手の装備品は使えるサイコロを1つ増やします。

装備品によっても様々な効果や目の種類があります。

また、探検隊に加えられるのは人間だけではありません。
原住民には人間でない種族がいますし、人間よりも荷物を多く運べるロバや、装備がなくてもサイコロを2つ使える犬などもいます。

職業や装備品によって、探検中の役割が大きく変わります。

遊べるゲームモード

現在はキャンペーンと主催者モードという2つのゲームモードがあります。

キャンペーンにはストーリーがあり、数回の探検ごとに、ストーリーを追うための探検が起きます。

一方主催者モードにはストーリーはありません。
こちらは数回の探索ごとに、戦闘がむずかしくなったり、霧の進行が早くなったりするデメリットを付与されながら探検を続けていくモードです。

感想

地形の構成やイベントなど、ランダムな要素は多いのですが、チームの構成やリソースのやりくり、ロケーションでの判断など、探検全体としてはプレイヤーの判断が大きく影響するため、リプレイ性も戦略性もあるゲームになっています。

1つの島を探検する時間は短ければ10分程、戦闘が多くなりプレイ時間が少し長くなっても30分前後とダレる前に1つの探検が終わり、またすぐ次の探検にでたくなります。

探検は狂気に悩まされ、メンバーに多数の死者が出たりしますが、何を切り捨てるかや、探検自体をあきらめるかなどを考えるのも楽しい体験でした。