2020/11/03

【The Outer Worlds】プレイ日記 その3


 エッジウォーターのバー

エッジウォーターは壁に囲まれていた。略奪者の襲撃に備えるためだろう。
壁の中に入ると、言っちゃあ悪いが薄汚れた街並みが見えた。正面に少し高い建物が見える。あそこにリード・トンプソンがいるのかな?

リードに会う前にエッジウォーターについて情報を仕入れておきたい。そう思い、バーに入った。

「おたく誰?」
バーテンダーの女性が話しかけてくる。あまり歓迎されていないようだ。

「ここはいい店だね。何か飲めるかい?」
「ありがとう。おたくがなにかトラブルを起こすんじゃないかと思い違いをしてたみたい。飲みたいならなにか出すけど、店の中で飲んでね。脱走者に差し入れられたら困るから。」
「脱走者っていうのは?」
「働くのが嫌になった連中がごっそり抜け出して、自分たちだけで生きていこうとしてるの。持ち場を放棄したボンクラ集団のせいで、街のノルマが大変なのよ。」

エッジウォーターでは缶詰作りのノルマをスペーサーズチョイス社から課されているらしいが、内部分裂を起こし始めているせいで缶詰作りに支障がでているようだ。

「おたくはスペーサーズチョイスの社員じゃないでしょ?どこの会社員なの?」
「フリーランサーだよ。そうだ、ホープってしってるか?」
「ホープ?そんなカクテル作ったことないな。」
「ホープはカクテルじゃない。どこかを漂っている植民船だよ。」
「ちょっと声を抑えて。ホープは言い伝えだよ。評議会は「虚偽に基づく扇動的風説の流布」を認めてないよ。もう口を閉じて。」

これ以上ホープの話題をだすのはまずそうだ。というかすでに口に出しすぎたかもしれない。バーから出ることにした。

保安局

次に向かったのは保安局。保安官に話を聞こう。それから仕事も紹介してもらえるかもしれない。

保安局では1人の女性が事務処理をしていた。

「保安局へようこそ。当社はハルシオンでトップクラスの実積を誇る保安警備会社です。現在キャンペーンを実施中です。3件分の犯罪捜査を依頼すると、1件分が無料となります。」

どうやらここでは、治安維持は公務ではなく営利活動らしい。国ではなく企業が運営してるせいだろうか。もしかすると税金がないのかもしれない。その代わりにサービスに対して何かと金をとられるのだろう。

「質問しても?」
「はい、なんでしょう?」
「スペーサーズチョイスは誰が経営を?」
「スペーサーズチョイスの親会社はユニバーサル・ロジスティクスで、それがハルシオン・ホールディングス株式会社の評議会の権利を所有しています。」

なるほど、評議会と関係しているのか。それなら評議会に指名手配されているフィニアスの情報を持っているかもしれない。あいつはいったい何をして指名手配されたんだ?
「フィニアス・ウェルズという名前に心当たりは?」
「指名手配のポスターに乗っている人ですね。何か情報をお持ちですか?」
「彼を逮捕してきたら懸賞金をもらえるんですか?」
「残念ですが、私の管轄外です。ウェルズは評議会に指名手配されていますが、私はスペーサーズチョイスの代表者にすぎません。」

スペーサーズチョイスはフィニアスの情報を持っていなさそうだな。評議会と関わらないと情報は得られないかもしれない。

「ところで、仕事をさがしてるんですがありますか?」
「賞金首の略奪者が3人いるんです。彼らを抹殺し、証拠として指を持ってきてください。」

リード・トンプソンのオフィス

なんとなく現状がわかったところでリードに会いにいく。ここで電力調整器が手に入ったらいいのだが。
缶詰工場に向かい、エレベータに乗り込む。

エレベータが上がっていくと声が聞こえた。
「ホルコム君、専門用語を使わずに説明してくれたまえ。」
「失礼ですが、トンプソンさん。修理に時間がかかる理由を聞かれれば、技術的に説明するしかありません。」
「失礼ではない。ただ…分かりやすい言葉を使ってくれると助かる。」
「缶詰がオーブンで爆発するのは、サルツナマグロ専用のものにサルツナマグロ以外を使うからです。」
「オーブンに入れれば、どんな食糧でも調理されるはずだ。」

リード・トンプソンらしき男性と修理屋らしき女性が話あっている。どうやら、缶詰工場がうまく動いていないようだ。まぁそれは俺とは関係ない。とりあえず電力調整器について聞いてみよう。

「電力調整器は一つだけあるけど、街で使われているから、取り外すのはトンプソンさんが認めないと思うな。」
「いや、調整器はもう一つある。旧植物実験場だ。まず地熱発電所に行ってくれ。そして送電先を植物実験場からエッジウォーターに切り替えるんだ。向こうの電力が遮断されたら調整器を回収すればいい。」
二人が答えた。電力調整器を手に入れるめどが立った。問題はすんなりと手に入るかどうかだ。

「植物実験場に障害はないのか?」
「エッジウォーターの脱走者が住み着いてるんだ。彼らには元のポストに戻ってもらいたい。電力を切る前に彼らのリーダー、アデレードと話してほしい。」
「わかった。メッセージを伝えてみよう。」
「頼んだ。地熱発電所のパスワードを教えておこう。」

リードの頼みを受けると、修理屋の女性が道案内をしてくれることとなった。
名前はパールヴァティー。頼もしい初の仲間だ。

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