【ドラえもん 人生ゲーム】レビュー 定番のすごろくのドラえもんバージョン
日本で定番のすごろくである人生ゲーム。その人生ゲームのドラえもんバージョンが発売されたので、子供と遊んでみました。
今回の記事は遊んだ感想とレビューです。
ゲーム概要
基本は普通の人生ゲームと変わりません。ルーレットを回して、止まったマスに従いながらゴールを目指します。
全員がゴールした時点で一番DP(ドリームポイント)を持っていた人の勝利です。
そう、このゲームでは、お金ではなくDPを稼ぎます。まぁ人生ゲームのお金と同じ扱いです。
人生ゲームとの違い
いくつかの点で人生ゲームと違う箇所があります。
秘密道具カード
ゲーム中に秘密道具カードを引くことができます。秘密道具カードはゴールでDPに交換されます。
キャラクターカード
ゲームマスの中には赤いマスがあります。このマスをこえたなら、キャラクターカードに書いてあるDPを受け取り、秘密道具カードが引けます。
どのキャラクターでも基本能力は同じなのですが、パワーアップすると能力が異なってきます。
これらが、通常の人生ゲームの職業や給料にあたります。
ドラえもん
止まったマスによってはドラえもんを車に乗せて、一緒に進むことができるようになります。
乗せているとキャラクターがパワーアップしますが、ドラえもんを乗せられるのは一人だけです。
ドラえもんを他のキャラクターに取られると、パワーアップは終了します。
タケコプター
赤いマスをこえたタイミングでタケコプターを購入できます。
タケコプターを持っていると、ルーレットをで進んだ後に1度だけ1マス戻れます。
遊んでみて
実のところ、遊んでみて普通の人生ゲームの方が優れているんじゃないかと思う点がいくつかありました。
遊べる人数が4人まで
キャラクターがのび太、しずか、ジャイアン、スネ夫の4人なので、4人までしか遊べません。
通常の人生ゲームはだいたい6人まで遊べるので、パーティーゲームである人生ゲームで、遊べる人数が少ないのはマイナス点です。
ただし、自分でコマを用意すれば遊べる人数は増やせるとは思います。
秘密道具カードの扱い
一応秘密道具カードに関連するマスはあるのですが、ほとんど秘密道具カードはDPと同じ扱いです。
つまり、秘密道具カードを1枚引くというのが、5000~100000DPをランダムで受け取るというのとほぼ同じです。
そのせいでDPの計算が複雑になってしまっています。
ドラえもんが強すぎ
ドラえもんが乗るとパワーアップするのですが、パワーアップするのとしないのでは大違いで、稼げるDPが大きく変わります。
ドラえもんを乗せられるマスに止まれなければ、ほぼ負けるんじゃないかと思うほど違います。
先手有利
ドラえもん強すぎ問題と関連するのですが、最初にドラえもんを乗せられるのは、ゲームの始めの方にある空き地マスに一番に着いた人になります。
それ以降にもドラえもんを乗せられるマスはあるのですが、このマスに先に到着すると必ずドラえもんが乗るので、先に行動できる人の方が有利になっています。
分岐にあまり意味がない
ゲーム中に2か所、分岐点があるのですが、どちらに進んでも書いてある文章が違うだけであまり変わりません。
通常の人生ゲームでは、堅実な職業につくコース、給料高いけど失敗するとフリーターになるコース、のように分岐に意味があったので、これは大不満です。
最初からDPの増減が多い
通常の人生ゲームでは、ゲーム後半になればなるほどお金の増減が大きくなります。
職業もランクアップして給料があがることになるので、後半ほど給料での収入も大きくなります。
後半の増減が大きいことで、序盤に差はつきにくく、後半で逆転しやすくなっています。
ドラえもんの人生ゲームでも、マスでのお金の増減は後半ほど大きくなります。
しかし、秘密道具カードでのDP収入は最初から最後まで5000DP~100000DPです。
そのせいで、序盤からいきなり大きなDP収入があったりします。
ただ、秘密道具カードでいくら持っているかはわかりにくいので、実際には大きな差がついていても、どれだけ差があるかはゲーム中にはあまりわからないです。
まとめ
いろいろ不満点を書きました。
確かにゲームとしてみると、これってちょっとどうなのっていう部分が多かったのですが、子供は喜んでいました。
大人から見ると、計算が複雑になるだけと思うような秘密道具カードも、この道具をゲットした!って喜んでいたので、よかったです。
子供がドラえもん好きなら、通常の人生ゲームよりも、このドラえもん人生ゲームの方が楽しんでくれる可能性は高いです。
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